1964年東京生まれ。高知県在住。東京大学工学部建築学科在学中より映画制作を始める。『遊泳禁止』(1989)が、IFF1990の審査員特別賞を受賞。その後、パリ・ポンピドゥー・センターなどで発表された『ターチ・トリップ』(1993)が注目を集め、高知県立美術館製作『HEVEN - 6 - BOX』(1995年)では 第45回ベルリン国際映画祭にてネットパック賞を受賞。90年代後半は、サンダンス映画祭、ロッテルダム国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭、 バンクーバー国際映画祭等、国内外の映画祭にて招待上映され、高い評価を得た。作品の形態は、ライブ上映、インスタレーション、パフォーマン ス、ドローイングやペインティングなどにも拡がりをみせ、「時代の体温」展(世田谷美術館/1999)、「How Latitudes Become Forms: Art In a Global Age」(ウオーカーアートセンター・アメリカ/2003)、「六本木クロッシング」(森美術館/2004)、「マイクロポップの時代:夏への扉」(水戸芸術館/2007)、シャルジャ・ビエンナーレ2007 などの展覧会に参加し、現代美術の領域で独自のスタイルを確立していく。ネパール、インド、中国、アメリカ、イスラエル、ロシア、コンゴなど、海外での制作経験も豊富であり、現在も国内外を移動しながら活動を続けている。